日本会議と表現規制問題

日本最大の宗教右翼団体「日本会議」は、十数年前から漫画や映画などに対する表現規制の強化を政府に要請している筋金入りの規制推進派です。

 

高市早苗議員

山積する政治課題を見るにつけ、解決の鍵は「公徳心」であると感じます。
例えば、残忍な殺戮シーンのあるゲーム猥褻なコミック、インターネットの自殺サイトや出会い系サイト、誹謗中傷に満ちた掲示板の存在は、明らかに青少年の健全育成・安全な社会作りに有害なものとなっています。現在、私は有害情報への法規制を目指して活動中ですが、「表現・出版の自由、通信の秘密を保障する憲法に抵触する」との批判を多くいただいています。しかし、日本国憲法十二条は、国民に対して、憲法が保障する自由や権利の「濫用」を禁じ、「公共の福祉」の為に利用する責務を課しています。日本会議の皆様とともに、公共の福祉によって制限されるべき自由や権利についても考え、秩序ある美しい日本国を創りたいと願っています。
http://www.nipponkaigi.org/voice/10years#years1020

 

 

 

 

 

 

 

 

扶桑社によると、昨年春からの発行部数は約十五万三千部。裁判所がベストセラーの出版を差し止めるのは異例だ。

書籍では、保守系団体の日本会議宗教法人生長の家」の関係を記載。生長の家幹部だった男性は、六カ所について真実ではないとして仮処分を申し立てていた。

決定は、男性の布教活動に関する一カ所の記述が真実とは言えず、著者の菅野完さんは男性に取材していなかったと指摘した。その上で、販売が続くと男性の社会的評価が低下して回復困難な損害を受けるとし、この部分を削除しなければ出版は認められないと結論付けた。その他の記述は、うそとは言えないなどと判断した。

扶桑社は「当社の主張がほぼ認められた決定ではあるが、一部削除を求められたことは誠に遺憾だ」とコメントした。自社にある在庫は出荷しないが、既に書店や出版取次会社に配送された本は回収しない方針。

 

 

 

軍旗はためく下に

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大日本帝国 [DVD]

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日本会議の研究 (扶桑社新書)

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日本会議の正体 (平凡社新書)

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日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)

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