高市早苗議員は映画の法規制にも賛成

アニメや漫画に対する法規制の整備を熱心に推進している事で知られている高市早苗議員。彼女は自治体の健全育成条例でホラー映画やバイオレンス映画を有害指定するだけでは不十分だとも考えているようです。

第166回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
(2007年4月24日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/166/0041/16604240041002c.html

高市(早苗)国務大臣

 青少年健全育成基本法は、議員立法で国会の方で審議をされるということでしたので、当時、非常に私も期待をして見ておりました。ただ、これは立法府の方でのお取り組み、検討でございますので、内閣にいる立場としてコメントすべきではないんだろうと思います。立法府の取り組みを見守りたいと思っております。
 
 ただ、青少年を有害情報から守るということについては、私は非常に強い意識を持っております。例えば、憲法の表現、言論の自由との兼ね合い等でいろいろな制約があったり、これまでも、国会の中だけではなくて、外でもたくさんの議論があったことは承知いたしております。ただ、私は、憲法で保障されている自由、権利というものは、公共の福祉に反しないという前提で守られているものであり、それが余りにも行き過ぎて子供たちの健全な育成を阻むようなものであってはいけない、このように思っております。
 
 私の範疇の中でできる取り組みとしては、一つは、昨年十一月に、これも国会での御指摘もありましたので、とにかく携帯電話で有害情報に子供が接触しないようにということで、携帯三社に対しまして、まずはフィルタリングのサービスを定番でやってほしいという私からのお願い、文書も発出いたしました。総務大臣にもお願いを申し上げまして、携帯三社に対して交渉していただきました。この取り組みは、早速、各社の御協力によってスタートするという形になりました。
 
 そしてまた、現在は、出会い系サイト規制法というものが制定されまして、児童買春被害などの問題がこれ以上起こらないようにといったことにはなっているんですけれども、ただ、これも、アクセスしてきた人の年齢確認をするというようなことも含めて業者に義務づけをしておりますが、それが的確に行われているのか、正確に把握できているのか、そういったお声もあります。
 
 私は、本日は、ここには青少年を担当する大臣、少子化大臣として呼ばれているのかと思うんですけれども、一方で、科学技術担当大臣でもあり、IT政策を担当いたしておりますので、これは、別途IT戦略本部の方でも指摘がありまして、ことしの秋、九月を目途に、現行の法制度で十分なのか、見直すべき点はないのか、ここをしっかり議論して結論を出していくといったことになっております。
 
 また、地方の条例ですね。暴力ソフト、DVDですとかわいせつなソフトに子供が触れないようにというようなことで、各都道府県で条例もありますが、条例を制定されていない県もあります。こういったことで、国全体としてこれをどう扱っていくのか、今の条例で十分なのかどうか、これの不断の見直し、チェックを進めていきたいと思っております。

 

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