恐るべき二枚舌。野田聖子議員「誰もそんなことは一言もいっていないのに」(笑)

これは2007年3月にINTERNET Watchに掲載された野田聖子議員のコメントです。
 

「子供ポルノアニメの取り締りには新法を作るべき」野田聖子議員
INTERNET Watch、2007年3月30日)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/03/30/15252.html

来賓挨拶では、野田聖子衆議院議員が法改正について言及した。野田議員は、児童買春・児童ポルノ禁止法の改正を推進している。「1つ目は、単純所持の禁止を盛り込みたい。2つ目は、子供ポルノアニメ・漫画の取り扱いに関する法律。これは、数年前にチャレンジしたが、インターネットで散々叩かれた。いずれにしても、児童ポルノ法や児童虐待防止法などを改正して対応したい」と述べた。
 
また野田議員は、「児童ポルノ法や児童虐待防止法は現実の児童を対象にしたもので、アニメなどフィクションなものに対応するには、かなりの法改正が必要となり、時間がかかってしまう。個人的には、改正よりも、新法を立てるべきだと思う。そこで重要なのは、国際的な基準に合わせること。アニメや漫画などを日本の輸出産業に位置づけていくのであれば、世界的な基準に合致したモラルを確立するのは重要なこと」と語った。

 
次に2003年9月に野田聖子議員の公式サイトにアップされた記事をご覧下さい。
 

野田聖子:第156回通常国会を終えて(その2) 』
野田聖子公式サイト、2003年09月10日)
http://www.noda-seiko.gr.jp/old_data/hitokoto/150910.html

連日、私のところに、「子どもの権利擁護は認めるが、法改正によりマンガやアニメーション、ゲームを規制対象にすることは表現の自由の侵害であり、反対する」という意見が届きます。しかし、私は法改正に携わる議員として、児童ポルノの対象にマンガやアニメ、ゲームをいれると申し上げたことはこれまで一度もありません。とりわけ、インターネットを通じて意見交換をされている皆さんのあいだで、そのような基本的な誤解が広まっていることを残念に思っています。なかには、意図的に、改正案がマンガやアニメ、ゲームを処罰対象にしようとしていると喧伝しているグループもあると思われますが、事情をよく知らない方々がそうした誤った知識に基づき、全く見当違いな改正反対論を主張されることには終止符を打っていただきたいと思います。間違った情報が子ども達にも伝わり、「大好きなマンガやアニメーションを私たちから取り上げないで下さい」というメールが送られてきます。誰もそんなことは一言もいっていないのに、です。

 
「私は法改正に携わる議員として、児童ポルノの対象にマンガやアニメ、ゲームをいれると申し上げたことはこれまで一度もありません」「誰もそんなことは一言もいっていないのに」(笑)。
 

【二枚舌】
意味:むじゅんしたことを平気で言うこと。うそをつくこと
http://tantaka.com/kanyouku/2005/10/post_218.html