「ホラー映画を社会から除去する事が少年犯罪問題の対症療法」(河村建夫議員/自民党)

これはあの酒鬼薔薇聖斗事件に関する国会での議論で飛び出した発言です。
 

第140回国会 文教委員会
(1997年7月10日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/140/0170/14007100170021a.html

河村建夫議員(自民党)
「今回の事件も、類似性をうかがわせるような小説とか、あるいはホラービデオの存在が指摘をされておるわけでありますが、この情報化社会のもとで、未熟な精神しか持たない児童、子供といいますか、これが夢と現実をごっちゃにしてしまう。さらに、受験競争の中ではじき出され、孤立な存在になってしまって、まさに仮想の世界に入る、バーチャルリアリティーと呼ぶそうでありますが、そうした世界に入っていく。こうした青少年に悪影響を与える有害な情報といいますか、ビデオであるとか、あるいは極端に暴力表現を含むような図書、こうした有害環境を除去するというのも、今、当面起こっている問題に対する対症療法としては喫緊の問題になってきておると思うのであります。出版の自由、表現の自由との絡みもありましょうが、青少年の健全育成からいえば、総務庁、総まとめ役としてもっと強い姿勢でこの問題には取り組んでもらわなければならぬ、私はこう思っております」

 
ちなみに現在の総務大臣ホラー映画の法規制に執念を燃やしている高市早苗議員です・・・。