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表現の自由守れ−戦前生まれの僕の警告 ちばてつやさん(漫画家)

ニュース ECPAT/ストップ子ども買春の会

表現の自由守れ−戦前生まれの僕の警告 ちばてつやさん(漫画家)
しんぶん赤旗、2013年7月21日)
http://mitb.jpn.org/20130721_masterchiba.jpg

戦前生まれの僕から見ると、「これはこわいな」と思う流れが、世の中で最近じわじわと強まっている。とくに表現の自由が危ないと感じることが多いですね。
 
参院選のネット党首討論でも、今国会で継続審議となっている「児童ポルノ禁止法改正案」が話題になりました。名前だけだと、いかにも父母が、もろ手を上げて賛成したくなるように思えます。
 
だけど、この法案は、現実の児童のポルノ写真規制を超えて、いずれアニメや漫画のように対象が実在しないものまでも規制する内容です。アニメや漫画のどれが「児童ポルノ」なのか、判断はとてもあいまいです。しかもそれをただ持っているだけで投獄されたり、罰金を科したりするのは尋常ではありません。
 
その前に、現実の子ども達をしっかり守るべきではないでしょうか。
 
いったん法律や条令で表現の規制を始めると、表現できる幅が少しづつ狭められ、表現者も、受け取る側も自己規制する。そして、だんだん国民の目、耳、口がふさがれていきます。戦前の表現規制が、初めは「エロ・グロ」の取り締まりから始まって、そのうちに新聞記事とか、写真や放送の規制にまで広がっていったことを、つい昨日のように思い出します。今こそ、表現の自由はどうしても守らなければなりません。
 
ぼくは、特定の政党を推薦したりする立場ではありませんが、参院選では、こういう問題もよく見すえて投票してほしい。