NHKの捏造“児童ポルノ”報道


 
これは日本ユニセフ協会ECPATなどが展開した「なくそう!子どもポルノキャンペーン」(2008年3月11日)と連動する形でNHKが放送したニュース番組「おはよう日本」の特集企画「児童ポルノ/求められる対策は」(同年3月14日放送)のキャプ画像です。*1
 
NHK側はこのDVDを秋葉原で違法販売されている児童ポルノと説明しました。なおパッケージを手にしているのは日本ユニセフ協会の広報担当者です。
 
実はこれ、児童ポルノではありません。
 
成人のAV女優が複数出演した“企画物”というジャンルのAVであり、現在もDMM.comなどで販売されています。実物を確認したところ、パッケージには経産省の認可を受けた自主規制機関「コンテンツ・ソフト協同組合」が審査した事を証明するシールが貼られており、バーコードもありました。
 

「児●ポルノ施行以前の映像集」(2006年8月25日発売)
※いずれも成人向け。キャプ画像もあるので注意!
DMM.comの販売ページ
http://www.dmm.co.jp/digital/videoa/-/detail/=/cid=gzul001/
ジャケット画像 *2
http://pics.dmm.co.jp/mono/movie/gzul001/gzul001pl.jpg

 
つまりNHKは「捏造報道」をしたのです。
 

関連:宮崎勤事件】読売新聞記者による"真相"告白
http://mxixtxbx.hatenablog.com/entries/2014/10/01

*1:撮影はまんだらけ秋葉原店前で行われた模様。背後には当時まだ建設中だった住友不動産秋葉原ビルが映っていました。

*2:タイトルの「無修正」という文字が黒塗りされているのはDMMによる自主規制。

NHKの捏造報道被害者による告発記事

NHKねつ造、偏向報道の告発手記/嫌韓流を取り上げた番組の舞台裏
(東京ブレイキングニュース、2014年2月25日) 
http://n-knuckles.com/media/mass/news001261.html

 
参考記事。NHK捏造報道によって被害を受けたライターの荒井禎雄氏による告発です。
 

おそらくこの放送の趣旨は初めから「匿名のネット民が社会を荒らしている」といったところだったのだろう。そこで大きな話題となった弁護士に対する集団懲戒免職請求(橋下が失職するキッカケになったアレ)や嫌韓流ブームを中心に据えて、ネット民の右傾化傾向についても触れたかったと。それらを繋ぐパーツとして利用されたのが私だったのだ。最初から目的ありきの"相手の失言を目当てにした取材"である。そしてその"失言の引き出し"に失敗したから、私の発言を好き勝手に繋ぎ合わせ、足りない部分はナレーションや図を追加するといった方法で捏造したのだ。

 
その他参考記事。
 

NHK、続出する犯罪、不祥事で解体論も〜不正支出、やらせ、高コスト体質
(ビジネスジャーナル、2014年2月3日)
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4051.html

佐村河内氏のゴースト疑惑 NHKは知っていた?
スポーツニッポン、2014年2月5日)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/02/05/kiji/K20140205007523190.html

佐村河内氏問題「見抜けなかった」とNHK 障害者手帳など確認も・・・
産経新聞、2014年2月20日)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140220/ent14022018220005-n1.htm

佐村河内問題で再び注目集める「奇跡の詩人」 NHKの「障害者感動物語」手法に疑問の声
J-CASTニュース、2014年3月15日)
http://www.j-cast.com/2014/03/15199091.html?p=all